21世紀の森と広場

自然のまんま池でお食事中

野鳥の観察会に行ってみようかな


 もうすぐ開園から15年目を迎える松戸市の「21世紀の森と広場」は自然が豊かで良く手入れの行き届いた公園だ。「自然尊重型都市公園」を計画理念としてつくられ、「千駄堀の自然を守り育てる」を公園作りの指針としているとのことだ。極力人工物は建造しないようにしていて、周囲の環境を自然のままにしていることがうれしい。50haという膨大な敷地面積を保持しているが、ペットも自転車も入場させないという徹底ぶりが散策に訪れる者にとって何よりありがたい。
 私は週に2〜3度はここを歩く。小高い丘があって整備された散策路を登ったり降りたりしていると、ここが松戸の中心あたりに位置していることさえ忘れてしまう。毎日、1,000トン余りの湧水があるという千駄堀池の周辺は四季折々の変化が美しい。池に面したカフェテラスでソフトクリームを食べるのも良いが、南側の芝生広場に行く途中に<峠の茶屋>風情の食堂があり、はじめて気が向かずに食べた蕎麦がまったくの想定外にうまかったことを記憶している。
 西側の入り口を池の反対方向に歩くとバードウオッチングのできる自然観察舎に突き当る。10台程の望遠鏡が据えられていて、説明書を見ながら野鳥を観察することができる。

 先日撮った写真を掲載した。いろんな鳥たちが水辺でお食事など楽しんでいるが、来園者が苛めたりしないせいか人に慣れていて結構近付いても逃げようとしない。あと数か月すれば子育て中の鴨の家族が編隊をなして池をスイスイと行く様子が見られるだろう。
 小耳にはさんだがキチンと説明を受けながら園内を巡り、春の野鳥や野の花を観察する集会もあるそうだ。3月18日(火)、朝9時半から参加費も保険料の100円だけ、予約制で30名までとのこと。飲み物と弁当と双眼鏡を携えて行ってみようかな。専門家の話を聞きながら春の息吹を探すのもたまにはいいんじゃないかな。主催は松戸市とは別な団体(ウエットランドガイド)という話だが、公園緑地課21世紀の森と広場管理事務所(TEL 047-345-8900)に問い合わせればわかるかもしれない。