裸の王様

道化師は誰?

不届きな人たちにオモチャにされてる日本


一、ウソつき仕立て屋、機(はた)を織る
  コッキント〜ン クルクルトン
  糸もつけずに機を織る
  「これこれ仕立て屋、ワシには何にも見えないぞ」
  「はいはい、王様この服は、、ウソつきの眼には見えません」


二、王様街へお出かけだ
  ブカブカド〜ン、ドカドカド〜ン
  服も着ないでお出かけだ
  「もしもし、王様、裸で街へお出かけで?」
  「こらこら大臣この服は、ウソつきの眼には見えんのじゃ」


三、行列街を練り歩く
  ガヤガヤガヤ、ゾロゾロゾロ
  みんなはビックリ目をパチクリ
  「もしもしご家来(もしもしご家来)、どうして王様丸裸?」
  「こらこら者どもよく聞けよ、あの服は(あの服は)ウソつきの眼には見えんのだ」


四、大人は服を褒めました
  ワッハッハハ、ゲラゲラゲラ
  子供はみ〜んな笑いだす
  「見ろ見ろ王様、裸で街を歩いてる
   大人はあんなに褒めるけど、
   ウソつきの眼には、、見えるのかい??」
  

 これは旗照男さんという歌手が、子供のために歌ってくれた「裸の王様」という曲です。私は40年くらい前に覚えた(必要に迫られず)この歌が、妙に頭にこびりついていて、不思議なことに今でも歌うことができるのです。でも、おそらく細かい部分では少し歌詞が違っているかもしれません。また作詞者と作曲者が判然としません。うろ覚えながら、たしかソノシートが出た頃だったので、おそらくそのスタイルだったように記憶しています。なにか絵本もついていましたから…。
 旗照男さんは昭和30年以降活躍した方で、あの当時の本格派歌手でした。「愛の賛歌」は中でも代表的な歌でずいぶんヒットしました。子供番組にも数多く出演されていたようで、<はたはたぼーや>と呼ばれて親しまれていたことを思い出します。

 
 最近の出来事で<ワンマン・ナベツネとガキ大将オザワの大連立構想>がありました。今日になってナベツネ氏が22日に出演したTV番組で発言した内容から、お互いが「そっちが言いだしたんだ」という具合に押し付け合いへ変わってきました。
 どの道二人の話ですから「そんなの関係ねぇ」という感じですが、これでハッキリしたのはどちらかが裸の王様でどちらかが仕立て屋ということです。共通しているのは双方ウソつきということ。
 それにしても日本も情けない国になりましたねぇ、地方行政が破たんするのではなく、国そのものがおかしくなって来ているというのに、トップにいる一握りの連中がこのザマですからね。もう、手遅れなんでしょうかねぇ?余談ですが、ナベツネ氏の言動を見ていると私はいつもゾンビを連想してしまうんですが・・。


 しかし、注意すべきはですね、裸の王様はどちらかという論争を煮詰めていくと、結局王様の行列を手を叩いて眺めていた一般市民に落とし所が来る可能性も無きにしも非ずなんですよ、、はい。