ついに、ついにカイガンか!?

パットはパッとしないからパット?



 カイガンと言っても、♪ 熱海ぃのぉ、海岸、散歩ぉする〜(古いねぇ、どうも)、・・・紅葉シーズンだからって寛一、お宮(尾崎紅葉の「金色夜叉」)ではありません、ゴルフのパットがついに開眼したのです。オメデトウ・・・パチパチ---


 苦節1年、この間はグリーン上で泣かされ続けました(正直言います、実はグリーンだけではありませんが、話がややこしくなるので便宜上そうしておきます)。
 4パットという屈辱もありました、上りは打てない下りは大オーバーの連続でした。そもそもゴルフはあまり上手な方でもないのですが、ゴルフを始めたころからパットだけは人並みだったのです。最近、そのパットまでおかしくなってはもうどうすることもできませんでした。


 ここしばらくはパットのことが頭から離れず、ついに自分で練習マットを作ってしまいました。ゴルフショップにあるのはイマイチ味がないので、いろんなものをかき集めて「オレ流」の練習機を開発(とまでは言えませんが)しました。これは成功しました、自分なりにですが…。
 パットは、特に距離感は精神的なもので、打ち出しの初速度が掴めないせいだとは思いましたが、一応、グリップの研究にも力を注ぎました。するとどうでしょう、今日の午後でした、別に文化の日だからというわけでもあるまいに、パッと閃いたんですよ、パットの奥義が-----。そう、ちょうど、マンガで頭の上で裸電球が光った瞬間、、アレを感じましたねぇ、ハイ。


 結局はグリップです。じゃあ、どんなふうにといわれると説明が難しいのですが、ちょっとクロウ・グリップの変形ともいえます。クロウグリップは苦労が多い割に(?)なかなか成功しません。
 そこで、左手はパターのグリップエンド付近を親指と人差し指だけでつまんだ形で吊下げる。親指が上を向くのではなく地面に向かう形で、他の三本指は軽く触れる程度。右手はぐっと肘を伸ばして、グリップのゴムとシャフトの境目を人差指でそっと触れる感じで添える。親指はグリップのセンターを上から軽く押さえる。グリップのゴム部の上下を持つので、左右の手は少し離れる感じが自分の感性的にいえば絶妙にピタッと来ます。これだね!と体に電気が走るのを感じました。20年ぶりに出席した同窓会で、初恋の彼女に会ったときみたいに。
 すると、あ〜ら不思議、カップイン確率が急上昇しました。メモに記録を執ったのです。ちょっと、長尺パターのスタンダード(34インチくらい)的打ち方で、振り子でスイングするから割と簡単にギクシャクしないで振り抜ける感じが良い。これは誰でもできそうなので自分は勝手に「ワールド・スタンダード2007」と名付けました。そして、今日からは年間平均パット33に挑戦します!(何と名づけようと、目標がヤケに高かろうとカラスの勝手ですから、ハハハ)


 それにしてもですよ、思い起こせばこんな「カイガ〜ン!!」なんて、階下の女房がビックリするような声で叫んだこと、今年何回目だろうか。なんだか3カ月おきに叫んでいるような気がして、ちょっぴり寂しくなるなぁ・・・・最近は夢の中でも叫ぶんだよね、、。熱海のお宮の松でも行って、なにか蹴飛ばしてこようかな・・・。