たまには花に接する喜びも…

コキアとコスモスと海


 今日は、茨城県ひたちなか市国営ひたち海浜公園に行ってきました。お目当てはやはりコキアとコスモスです。台風の影響で花が倒れているんじゃないかと心配しつつ出かけましたが、ほとんど被害らしい被害は受けずきれいに咲いていました。いずれもやや見ごろを過ぎていますが、かえってそれも良しかなという感じもありました。


 われわれがこの公園に行くのは今年二回目。この海浜公園は旧陸軍水戸飛行場の跡地で、講和条約以降は在日米軍施設として使用され、昭和48年3月15日に日本政府が返還を受け入れたという歴史があります。 開園は平成3年10月と記されていました。
 とにかく全体では350ha、一般に開放されている面積だけでも135haというばかでかい土地は、さながら自然植物園の状態で残され、四季折々の花が咲くのでわれわれのお気に入りスポットになっています。公園サイドのコンセプトも、「本公園は、『海と空と緑が友達 爽やか健康体験』をテーマとして、樹林、草地、砂丘海浜、湧水地等、特色ある自然条件を生かした整備を目的としており、その規模、内容は、わが国はもとより、国際的にも有数な公園となるものと期待されています」とホームページには書かれています。


 「コキア(Kochia scoparia)」は、いわゆるほうき草のことで全体的にこんもりまぁるくまとまる姿がとてもかわいいのです。7月下旬から、淡緑色のまとまりができ、やがて美しく紅葉します。果実はトンブリと呼ばれ食べたことがあります。その名の通り畳に使う箒になります。まだ今年から植え始めたようですが、コキアが写真の「みはらしの丘」に何百と点在する景色はなかなかでした。
 ここの花々を写真で全部紹介するのは無理です、とても種類が多いから。今日の写真のコスモスもきれいでしたが、正面ゲートを入って左に進むと、「中央フラワーガーデン」に出ます。ここも実に素晴らしかった。日本で品種改良された黄色のコスモス「イエローガーデン」の群生には圧倒され、素晴らしい香りに包まれて夢見心地でした。いままでコスモスの優しい香りに、あれほどはっきり接したことはありませんでした。こういった公園もたまには良いですね、チャリにも乗りましたが、約10km以上は歩いたでしょう。疲れました。