雑感/オムニバス

でんすけすいか


 涼しくて非常に過ごしやすい。昨日の朝起きた時は22.5度、今朝は23.7度、昨日あたりは薄着でいたら逆に体調がおかしくなり、だる気がありすこし寒気さえ感じた。これだけ寒暖の差があると負担を感じるのかもしれない。相変わらずクーラーの差し込みは壁からだらんと下がったままである。

 「段ボール肉まん」はやらせだった?恥の上塗りだね。そもそも、最初のニュースを聞いた時、全く疑われなかったということが信頼性の欠如ということ、つまりそのくらいのことはやる国と思われていたことのほうが問題。今度はテレビ局のやらせと聞いては恥の上塗り以外何物でもないね。来年のオリンピックに向けてはマイナスイメージなんだろうな、私は最初から行く気はないけれど。
 それにしてもインターネットを含め、メガ・メディアの情報に数千万、いや、数億の人が振り回される現実がある。あっては困るが戦争に突入したりしたときに情報コントロールされたりすると、ひと昔前と違う収拾のつかない混乱が出てくるかもしれない。そう思うと受け身だけの大衆は弱いな。

 日本時間の今日夕方から全英オープンが始まる。ゴルフネットワークというチャンネルでは4日間総計39時間の生中継をするらしい。
 今年のメジャー第3戦はタイガーの3連覇がかかっているトーナメントでもある。05年は新婚の妻に、06年は直前に亡くなった元グリーンベレーの父アールさんに捧げた優勝だった。今年は先月18日に生まれたばかりの愛娘サムアレクシスちゃんにと、、そううまくいくのかな?ちょっとできすぎた話だ。
 ジ・オープンは毎回風の強いシーサイドのリンクスで開催される。一日に四季があるといわれる気象条件もそうだが、いやなポットバンカーや総距離が大会史上最長の7,421ヤードの難コースとなると誰が良いスコアを出すのか見当はつかない。

 今年の136回大会は、カーヌスティ ゴルフクラブ。前回の99年は強烈に記憶している。3打差あって優勝目前だったのは数少ない(今は増えたが)フランス選手でジャン・ヴァンデベルデ、彼があろうことか最終日の最終ホールであり得ない事件を起こした。眠い目を擦って見ていた私は彼がセカンドで無理して長いクラブで打ったためギャラリースタンドの方へミスし、さらに3打目が深いラフからクリークにつかまりと歯車が狂ったままズボンをたくしあげて水に入っていくヴァンデベルデを見て一気に目が覚めた。
 結局トリブルボギーを叩きプレーオフに突入、もうジャン・ヴァンデベルデにとってあの時点でトーナメントは終わっていたんだろう。パー4(あの年はパー5だったかも)だけに最初からボギーで上がれと言われればプロなら90%できたことだろう。全英というステージは人を狂気にさせるのか。以前書いた「永世名人」も見えない部分は同じなんだろう。私は"カーヌスティの悲劇"を目撃した一人だった。

 東京の長男から「でんすけすいか」が届いた。北海道の当麻(とうま)産で、かつての天才喜劇俳優大宮敏光さんの舞台名にちなんで命名されたというよく知られたスイカである。
 同封されたリーフレットに、<水田の転作に何かないかと模索し、代わりにスイカを植えたので田を助けるから田助(でんすけ)という意味もある>とあった。138日もかけてやっとできたという逸品をよく冷やして今夜いただく。