箸にも棒にも…
面白川柳を発見
世間には機微に敏感で洒落のわかる、そのうえ酔狂な方がいるなと思いましたね。
- 「ハートまで つまむ彼女の 箸使い」
- 「三十路越え 転がる箸じゃ 笑えない」
今年はNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」のヒロインの実家が塗りばし業者だったり、自分の箸をかばんに入れて持ち歩く「マイ箸ブーム」があったり、中国産の割箸が一気に値上がりするなど箸には縁の深い年でした。
福井県小浜市のはし製造販売、「兵佐衛門」が、「箸川柳大賞」を募集したところ先に紹介した句などが入選作品になったということです。二つのうち上の段の「ハートまで--」が大賞を獲得しました。
いや実に面白い作品ばかりで興味津々というところです。こんな句がさっと浮かぶ方って日頃から機知に富んでいるんでしょうね、うらやましいな。
日頃、何となく共感しそうな句をあと二つほどご紹介。
- 「レトルトも 箸で食べると 母の味」
- 「割り勘と 聞いてた箸が よく動く」
流石です!まぁ年の瀬は笑って過ごすのが一番ですね。
- 「福豆を 掴めぬ箸では 運も逃げ」(筆者お粗末!)
日本人の手先が器用なのは、「箸」を使うからだ、という説がありますが、私はこの説を強く支持します。