心温まる話もあるねぇ
最近、市が設置した街のあちこちにある緊急災害用のスピーカーから、頻繁に流れる市民情報がある。
「何時何分にどこそこから認知症の年配者が行方不明になりました。服装は・・・・・」というようなもの。これからの高齢者社会を考えるとまだまだ増えそうな、悲しくも不安な話題である。
73歳のやはり認知症の女性が朝7時半に家を出て行方不明になった。家族が一瞬目を離したすきだったという。
女性は家にたどり着くことはできず、その後30時間外を彷徨っていた。女性は5キロ歩き、隣町の公園で一夜を過ごした。深夜はこの冬一番というマイナス2.2度まで下がっていた。屋外の氷点下では、軽装だった女性が年齢的にも医学的に判断して2〜5時間で凍死する気温だという。
深夜うずくまっていた女性に、どこからかふっと現れた一匹の老犬が近づいてきた。犬は尻尾を振ってすぐに女性になついた。女性はその犬をしっかり抱いて寒さをしのいだ。犬は毛布のように暖かかった。
翌日の午後、たまたま通りかかった男性が発見し、一人と一匹を警察署まで案内したという。神の化身の如く女性の前に姿を現したその犬が、認知症の女性を救ったのかもしれない。一人と一匹にはそういう出会いの運命があったのかもしれないが、何とも心温まる話だった。
これは今日のニュースをみて、想像で書いてみた。それにしても本当に良かったなと思ったなぁ。女性は茨城県東海村の方、公園はひたちなか市だった。「犬は人間の最大の友」とよく言うけれど、まったくそのとおりだよ。犬に命を救われた人は過去にどのくらいいるか想像もできない。今回も良い例だった。
これほど歪(いびつ)になった社会でも、動物は人の助けになり心を癒してくれる。その一部の動物を絶滅に追い込んでいるのが「人間」というから何とも残念だ。
仲間とゴルフのサークルを作って楽しんでいるが、賞品などで(極めて)ささやかに盲導犬協会に関わっている。毎週メルマガが届くのが楽しみだ。
そこでゴールデンレトリバーの可愛い写真を掲載してみた。これはたまたま出かけたシンガポールで撮影したものだが、東京に住んでいた頃同じ種類の犬を飼っていた。13年半家族と楽しく過ごして死んだ時、海の底に沈んで二度と浮きあがれないほどの深い悲しみを味わった。
最近は絵を描くことに没頭している。文章を書いていると世俗に染まってしまうが、絵を描いているときは頭が真っ白になって集中できるから素晴らしい。作業の途中で電話が鳴るとびっくりする。キャンバスに入り込んじゃっているのかな。
いかに下手な絵でも褒めてくれる人が一人はいる、それは自分だが文章は褒められたもんじゃないのでやはり絵が良い。
(財団法人)日本盲導犬協会 http://www.moudouken.net/index.php ***今年で40周年***
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