異常に高い日本の物価

Zurezuregusa2007-12-01



 それにしてもこの国の物価は高い。よく国民が文句も言わず、黙々と生活しているね、もともと忍耐強い国民だからかな。それに、そんなこと言ったって・・・というのもあるんだろうか、あるいは諦めて黙止しているのかな。
 ニュースを見ていたら、今日12月1日から石油元売り大手が灯油やガソリンなど石油製品の卸価格を一斉に引き上げた結果、地域によっては1リットルあたりレギュラーガソリンが156円だって!語呂合わせするわけじゃないけどイチコロだね。灯油が1800円台になるなんて、平成16年に900円台だったものが3年で倍になったなんてまともじゃないね。


 インターネットニュースには東京豊島区のガソリンスタンド店長さんが「年末の繁忙期で人件費などのコスト削減も難しい。値上げしても利益水準は今まで以上に厳しくなっている」という談話が載っていた。以前、マレーシアにいたときはレギュラーがリッター40円だったことを思い出した。日本は輸入しているし税金が馬鹿みたいに高いし、もちろん単純な比較はできないけれどあまりにも違いすぎる。
 思うに日本は石油に限らずすべての物価に人件費が掛かりすぎている。なんでこんな風になっちゃったんだろう。チョコレート一つでさえ人件費、その輸送費も人件費、お菓子屋さんの販売経費も人件費・・・。
 光熱費だってこの国は異常に高い(マレーシアではガス代が一か月180円くらいだった)が大半は人件費、まるで人件費を着て人件費を食べて生活しているようなものだ。もうこうなったら一般所得と物価を、ある日ある時間に一斉にバランスよく下げるなんて不可能な市場が出来上がってしまった。二度と後戻りはできない。
 輸入に頼っているので仕方ない面も分からないではないが、世界中で一番優れた日本製品が、人件費が下がってもっと安く出荷できたらすべての海外でモテモテだろうと考えると、何とも惜しい気がする。


 生活保護の引き下げが検討されるなか、最賃法は別な方向に進んでいる。偽装という手段で違法な金儲けに熱心な企業がゴマンとあり、役人は企業の賄賂でゴルフをして焼肉屋に行く。まあ、そういった意味ではお気楽というか、、平和というか、、