蜻蛉(トンボ)

散歩中のナイスショット


 日本にはおよそ200種類のトンボが生息していると聞く。トンボは肉食で下顎が強いから、空中を飛びながらカ、ハエ、チョウ、ガ、あるいは他のトンボなどの飛翔昆虫を食べることができるんだとか。どんなに夏が暑かろうと、小さな体で必死に生きようとする姿は可愛くもあり元気が出る。
 昔トンボ鉛筆というのがあった、「蜻蛉」ってどこから来た名前なんだろう、成虫はひと夏の命なんだろうか。秋風が吹くころのトンボを見ているとなんとなく「もののあはれ」を感じないでもない。森羅万象、すべては宇宙の営みであり無駄なものは何一つない、実に不思議だ。

 蜻蛉の夢や幾度杭の先   夏目漱石