ビミョーなんだよね、ゴルフって…

blue tee


 少し調子が上がってきたパター、今のうちに自信をつけておこうと練習に出かけた。上り、下り、フックライン、スライスラインをたっぷり1時間半打った。いままでテイクバックが打ち出しの方向に真っすぐ引かれてないことに気がついた。ライン方向に引かず、無意識のうちにカップの方向に引いていたようだ。なによりヘッドを引いてから芯に当てるまでの間が悪すぎた。その辺を特に意識してやってみたがそれなりの効果があったかもしれない。
 その後、打席に入り6番アイアンを中心に200球ほど打った。パターで学習したことが参考になった、実はこちらも「間」が悪かったことに気づき修正を加えたら一気に改善された。トップで意味のない力みがあったようだ。トップはスイングの切り返しをする重要なポイントであることはわかっていたが、最近体調が良くなったため、逆にクラブを力で振り回していたかもしれない。やっぱり自分には自分のリズムがあり、それを無視して早振りしてもだめだと知らされた。
 悪かった原因はもう一つあった。このところドローボールの魅力に取りつかれていた部分があった。ドローボールを女性に例えると、派手好きでちょっとセクシーな人のよう、いけない女と知りつつついそっちへ行ってしまうという感じかな。
 ドローボールはどんなゴルファーでも、きちっとボールを捕らえた時の手ごたえとその弾道は、好きな女をクドき落とせた時のような快感が得られるのが魅力。まさに悪女の深情け、そこにハマって蟻地獄のような状態からしばらく脱却できなかった。もともと右手の握力が異常に強いので、返す時にクラブが返り過ぎて悲惨なチーピンが続発していた。
 考えてみればゴルフに手を出して35年、始めた当初は右にフケて悩み、そのうちフックで悩みと何度となく繰り返してきた、通いなれた道のようなものだった。今日はあまり手首を返さず気分的にはカット目にスイングしたら以外とうまくいった。
 自分はごく平均的アマチュアゴルファーだが、それでもこれだけ悩みもがくことができる。相当レベルの上の人たちだってそれなりの悩みはあるんだろう、ゴルフってこの辺が面白い。