Yoshiaki Murakamiさんへ

殺風景な私の部屋で 平々凡々な倹しい暮らしでも ささやかな至福の時は訪れる 2階の窓から忍び込む風が 私の首筋をいたずらっぽく掠め 白くなった髪の毛を数本靡かせて過ぎてゆく とっくに夏なのにこの爽やかさはなんだろう 窓下に金木犀 もうこんなに大き…